「世界の一流家庭の親は、なぜシェファリ博士から学ぶのか?」ストーリー③
昨日の続き。ここまでのポイントでもお分かりのように、
シェファリ博士が伝えていることは、
「子育て」を超えて、「自分育て」であり、
本質的で普遍的だということ。
だからこそ、子どもだけでなく、人を育てている人、
経営者の方にも必須のことばかりになるのだと思います。
④「無意識」に「意識的」になる
まさに、コンシャスになる、という意味ですね。
「愛情が欠けているのではありません。ただ”意識”が欠けているのです。」
(「”良い親”をやめれば、〜」より。)
愛情はすでにたくさんある、と博士は言っています。
その上で、自分の無意識にあるものに気づく。
親から受け継いでいる感情的な遺産(満たされなかった欲求、叶えられなかった期待、
挫折した夢など)をそのまま子どもに押しつけていないかどうか気づいたらやめる。
やめられない場合、何が本当の不安や恐怖なのか、掘り下げてみていきます。
ここでは自分を責めないのが大切。
これだけで、随分と、子どもも親も楽になることでしょう。
⑤親子関係の力学に気づく
当たり前ですが、親と子では、親の方が強いポジションになりがちです。
このことに意識的になっていないと、無意識で
親の期待や理想を押し付けたり、承認するしないで、
子どもをコントロールしがちになります。
反対に、子どもを上にするのは、
親自身の不足感によることが多い。
親と子が対等であることに意識的になることで、
「つながる」ことができます。
⑥「本当の自分」「真の自分」になる
これもよく出てくる言葉です。
私が、博士の世界観に出会って、一番驚いたのが、
「親として最も重要な任務は、(略)それは、真の自分になることです。」
(「”良い親”をやめれば、〜」より)の言葉でした。
これまでの子育て本、親のための本では、出会ったことがない考え方です。
シェファリ博士は「こうすべき」「こうあるべき」とは言いません。
ただ、親自身が「うわべの自分」を手放して
「真の自分」になることが最も大切、と言います。
確かに、子どもには「うわべの自分」では通用しない場面が多々有ります。
「将来不安だから今こうするべき」「普通はこうする」という考え方や、
「自分は苦労したからあなたはこれをするべき」という期待や押し付けでは、
子どもは反発するし、子ども自身を理解できず、良い関係性がつくることができません。
子どもたちは、親に「うわべの自分」の奥にある「本当の自分」を表現して欲しいと願っています。
あなたは「本当の自分」が感じていること、思っていることを
子どもに伝え、表現していくことができますか?
明日は、また続きをお話しします。
「自分育て」「成長」に興味がある方へ。
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