「なぜ、コンシャス?」ストーリー③「私が受けたかった!!」
だいぶ、間が空いてしまいましたが、久しぶりに
「なぜ、コンシャス?」ストーリー③を書こうと思います。
楽しみにして下さっていた方、お待たせしてすみません!
前回「なぜ、コンシャス?」ストーリー②「これでいいのかな??」
前々回「なぜ、コンシャスな子育て?」ストーリー①「”良いママ”になる!」
の続き。
そうそう、「童話館ぶっくくらぶ」をスタートした時から、
人生が、変わってきたのでした。
中でも、大きく変化したきっかけが、
「シュタイナー教育に出会ったこと」。
私自身の体験から、「◯◯教育」と名がつくものは、全く興味が
ありませんでした。
当時「◯◯教育」とついたものは、直感的に、子どもを
型に押し込めるものだと、毛嫌いしていました。
「自分らしく、幸せに豊かに育ってほしい」
と願っていたので、その対極だと思い込んでいたのです。(←全くの思い込み。)
これは、子どもの幼稚園時代開催した
虹染めワークショップin井の頭公園 での虹染め。
ですが、ある時、ママの集いのクリスマス会に
友人に誘われ参加した時に、頂いた自己紹介のページに、
「シュタイナー教育に興味があります。」
と、書かれている文章を読み、??と何かが私のアンテナに、
引っかかりました。
この自己紹介ページに、「教育」って書けるってどういうこと?
普通ならあまり子どもの教育のことって、オープンにしなくない?
と何か、不思議に思ったのでした。
そこから数ヶ月後、今度は、例の「童話館ぶっくくらぶ」に、
「7歳までは夢の中」(著者 松井るり子さん)という、
本が、親のためのオススメ本コーナーに紹介されていた時、
「あ、シュタイナー教育だ!」
と一致したのでした。早速注文し、あっという間に読み終え、
その頃には、すっかりシュタイナー教育に魅了されていました☺️
自然素材のおもちゃ、ゆっくりとした生活リズム、
無理のないやわらかな空間、優しい色彩、
そうあってほしいと自然と願うような先生たちの姿、
何より、子どもたちを見つめる、温かな眼差し。
そのすべての環境から、自分が、癒されるような感覚。
「子どもにとってのベストはこれだ!」そう直感しました。
ともかく全てが、子どもにとって理想の環境のように
思えたのでした。
インターネットもなかった時代、その情報を得るのは、
大変でしたが、「生協のチラシ」とともに入ってきた、
にじみ絵の案内、そこからたどって紹介された教室、
次男の切迫流産で、入院した時同じ部屋だった人に、
「シュタイナーの人、知ってるよ」と紹介してもらった方、
車で2時間かけてでも、本当に、一人一人、
手繰るように、出会っていきました。
当時、今は亡き父の勧めで、
「これからは、パソコンの時代だよ」
と、次男を抱っこ紐、3歳の長男の手を引いて、
千葉のヨドバシカメラに大きなデスクトップのパソコンを
買いに行った時のことは、今も、懐かしく思い出します。
そうそう、その時、夫は、
「今、パソコン、君に要るの??」
と言われましたが、「うん」と言って、
買いに出かけたのでした。
当時、同じアパートに、同じ年の子どもたちが、
他にも4人ほどいました。
そのママたちとはよく一緒に遊びましたが、
そのママたちからも「えー??なんでパソコン??」
と、不思議がられていたのを思い出しました。
こうして振り返ってみると、
周囲に迷惑をかけない範囲であれば、あまり気にせず、
自分の道を追求していきたい時期だったかなと思います。
この時期はまだまだ持っていた、
「周囲に迷惑をかけないように」という観念は、
三男を育てるときに、手放す羽目になるのですが、
それは先の話。
ともかく、シュタイナー教育について、
買ったばかりのパソコンで調べて、ほんの少し
情報を得られる、そんな時代。
それでも、当時なかなか周囲には理解されない中、
「シュタイナー教育」に触れている人たちと
つながるのは、ワクワクすることでした。
ちょうど、当時シュタイナー教育の通信講座で学び始め、
自分の意見を投稿して掲載されたり、
家を提供して、子連れで講座の勉強会を開いたり、
ちょっとした場をつくることをしていたのを思い出しました。
そして、とうとう!オフ会などで、つながった友人家族と
長男次男と親子3人で、北海道 洞爺湖近く伊達市にある、
シュタイナーの共同体の、憧れのサマープログラムに参加。
シュタイナー的子育てについて学んだり、
にじみ絵を体験し、アートを作ったり、
バイオダイナミック農法で育てられた野菜で作られたランチを頂いたり、
季節のテーブルの作り方を学んだり、、
シュタイナー幼稚園を体験する時間があったり、、
当時としては、本当に夢のような時間でした。
今、振り返ると、シュタイナー教育に魅かれたのは、
それらの、環境的な素晴らしさや、
子どもを「そのまま」を見る温かな眼差し、
そして、
シュタイナー教育が「自由への教育」、
だったからだと思います。
私は水瓶座だからか?特に、自由への憧れが強い気がします。
ルールや規則が厳しいところは、息がつまるし、
自分らしさを発揮できない。
それは、自分がどこか、周りと違っている、変わっている、
という認識がずーっと小さな頃からあったからだろうと思います。
シュタイナー教育でいうところの「自由」とは、
好き勝手な自由、とは当然意味が異なります。
いろいろな意味の自由。本当の意味での自由。
それが、ここにある!
心が解放されるような自由さを感じて、
ますますシュタイナーへの憧れが募っていきました。
さらには、私は、シュタイナー教育にワクワクする過程で、
自分のライフワークにも出会っていくことになったのでした。
つづく。